ねりわさび(改)

そう駄文、それ以上でもそれ以下でもない
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クリエイティブの話
すごく久しぶりの日記更新。
無事生きてます。


ここ最近の悩み。


面白い仕事が少ない。



おそらく結構な勢いでゲーム会社と思われている私の会社なんですが、私自身は一度もそんな事を思ったことがなくて、『面白いことをする会社』だと思っている。
分かりやすく言えば、エンターテインメントの会社になるかな?

そう思われてないという事は、こっちの発信不足なので、そこは反省。

あくまで表現手段がゲームなだけで、アニメや漫画、小説、BGMとか多種にわたる表現方向でアプローチしているのですよ。
実は。
クリエイトと看板だしているんだから、当たり前なんですけどね。



「困ったことがあれば、とりあえず相談!」みたいな駆け込み寺のように思っている方も多々いるはずです。
実際、なんとかしてきちゃったし…、そこは間違いじゃないのですが、そろそろ方針変更しようかと思いましてね。
ここ数年、ずっと悩んでいたのですが、もう決めた!

請け仕事は、面白そうなやつでない限りは断る!


重ねてになりますが、うちの会社は「面白いか、面白くないか?」を基準に仕事してきたのに、いつの間にか何でもかンでも受けてくれる会社になってしまった。
当初はいろんな仕事ができて面白かったので、それでよかったんだけど、最近は、ときめく仕事が少ない。
また、仕事を振ってくるほうも「安かろう、悪かろう」な仕事を平気で投げてくる。
スキルアップになるわけでもないし、辛いし、安いし、その上、理不尽だし…で、困っているから何とかしようとしているのに、不当に怒られるとか、精神的圧迫を受けるとかで、そろそろ我慢の限界。
一番の原因は私にあるので、反省しきりなんですけど、もう少しこっちの状況も見てほしいと思う。


やっぱりお仕事としてかかわるからには最大限の力を出して、一番良い方向で作品を作りたいわけです。

ここ大事。

いい作品を作りたいのです。





なので、ゲームならゲームならではの良さを出したいし、アニメや漫画に準拠しなきゃいけないって事ではないのですよ。
「アニメと違うから駄目、原作漫画にない表現だから駄目」など、なぞの規制が入るようになったのは、いつの頃からか?
いいんだよ、面白ければ!
もっといい表現ができたらそれでいいじゃん!

と私は思う。

こっちは他の媒体ではできなかった表現方法やアプローチをして、「どうだ!」とやりたいのですよ。
他の媒体も「それならこれでどうだ!」ってなり、それで相乗効果を生んで、盛り上げていけばいいと思っているのです。
いい意味での刺激を受けつつ、より高みを目指していきたい。
そう、ゴッドハンド輝の、テル先生と四宮のように。

だって、そうでしょ?
原作(小説とか漫画)に準拠して、そのままだったら、アニメやゲームに触れる必要ないもん。
絶対、原作のほうが面白いから。
久しぶりにアニメみたりすると、もうまんま、漫画が動いているだけの物が多く、あちゃ〜ってなる。
そうじゃなくて、演出なり、監督なりのこだわりとか、私の解釈は〜とかあっていいと思うのですよ。

ミスター味っ子なんて、完全に別物だけど、十分すぎるほど面白かったよ。
原作も負けじと描いていて、すごくいい関係性だと思ったものです。

何に気を使っているのか、おびえているのかは知らないけど、もっと楽しい事やろうよ!
スケジュールばかり気にして、内容をおろそかにしている会社が多すぎる!
日本のアニメやゲームはもっと面白いことを積極的にやってきたはずだ!

おかしい、うん、本当におかしい。

自分で判断ができないから(責任も取りたくないってのもあるだろう)、すでにあるものから外れないようにする。
それじゃ駄目だ。
作品を作るって事は、最初は自己満足でもいいから、何かしら伝えたい事ややりたい事を、一瞬一瞬に詰め込まなきゃ!

我々は表現の仕事をしているんだから、クライアントじゃなくてユーザーの顔を見て、モノ作りしなきゃいかんのですよ。


すごい偉そうな事を書いているけど、私自身はクリエーターではない。
どちらかというと経営者である。
といいつつも10年以上、この業界にいるので、それなりの経験は積んだし、面白いものを作る! という思いは誰にも負けないつもりである。
それがないと、この業界はやっていけない。

絵はかけなくても、こういう風にしてほしいと伝える事はできる。
曲は作れないけど、こんなイメージでと伝える事はできる。
文章かけないけど、こうしたら面白いんじゃないと伝える事はできる。
それだけで、ずっとやってきたようなものだ。
モノつくりに上も下もない。
面白い事、すごい事をしてきたら、素直に取り入れればいい。
立場とか、どうでもいい小さいプライドなんぞいらない。



思いつくまま書くとまとまらないな。


もっとね刺激をうけたいんですよ。
せっかくの作品をすごくつまらなくしてしまうのが嫌だし、自分がかかわっている以上はもっとよくしたい! ただそれだけなんです。
先方さんから見れば非常に無駄なこだわりだと見るでしょう。
実際そう言われたし…。


はじめての会社さんとのお仕事の場合「我々はこういうスタンスでお仕事します」というのは伝えているのに、最後のほうに「そんなこだわりよりも時間通りに、監修通るように、無難なものをあげてください」って言われてしまうのは辛い。

なんか昔はクオリティとかの面もこだわる会社が多くて、その中でどう折り合いをつけるか? とか、一緒に作っていた気がするんだよなぁ…。
いやもう、昔を振り返るとかアホくさいんだけど、どうもそういう「熱さ」を感じられない。

だからいろいろつまらないって言われてるんだと思うんだよね。

表面だけ「それっぽいの作りました(てへ)」みたいなのって、リリース直後は見てくれるかも知れないけど、5年後とか「何それ? おいしいの?」レベルになっちゃうと思う。

そうならないように爪あとを残したいし、「こいつらが関わっている作品って何か印象に残るよね」って仕事をしたい。



本当に純粋に面白い事をやりたいし、面白いものを作りたいだけなんだよ。



会社の日記じゃなくて、あえて個人日記に書くところが私らしい。



| ママ | ぼやき | 05:10 | comments(2) | trackbacks(0) |
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すごく久しぶりの更新だね!
確かに業界は違えど、熱くなれるこだわりって
世の中から消えてったように感じることおおいね。
儲けとか、当たり障りのない計画とか。

僕はあまり世の中に爪痕を残したいとは
思わないたちだけど
それでも何かに突き動かされるような
衝動を何処かで求めていて、
そのためのこだわりを捨てきれずにいるような気がする。

新しいことをやろうとする決意表明のような
ブログだね!!
芋になれ!(違っ)
| D15 | 2011/11/03 5:56 PM |
芋になれっ!(挨拶)
決意表明だけど、すぐに実行に動かせるわけでもなく…。
そこが駄目なのよね。

もっとクレイジーに行きたいわ。


基本はエンジョイ&エキサイティングで!


まぁ間単にいうとくすぶっているんですよ。いろいろ。
そんな事を考えるお年頃。
| あき | 2011/11/16 2:07 AM |









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